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乃木坂46・早川聖来が“悔しさ”を見せる理由 「悔しさは人を成長させてくれる」

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早川聖来

乃木坂46

■見合った実力が私にあるのかな


――グループの顔となるシングル表題曲で、選抜メンバーになれなかった悔しさをブログにつづったこともありました。

早川:その悔しさは、選抜メンバーに対してではなく、まだまだ足りない自分に対してなんです。とにかく“できない自分”に対する悔しさがずっとあって。だからこそ「選抜メンバーに入りたい」という気持ちも、素直に伝えるようになりました。

――思いは実を結び、6月9日発売の27thシングル「ごめんねFingers crossed」では、表題曲の選抜メンバーに初選出されました。結果をどう受け止めましたか? また、最後列の3列目というポジションですが、この先、2列目や最前列の1列目へ立ちたい気持ちは?

早川:選抜メンバーになれたのは、うれしかったです。ただ、安心したと同時に「見合った実力が私にあるのかな」とも考えました。ポジションについて今は、3列目よりも前に行けるとは思えないのが正直な気持ちです。キレイでかわいくて、トークも何でもできる先輩たちを見ていると…。

でも、そう考えてしまう自分も悔しい。だから自信を持って「もっと前に立ちたい」と言えるよう、実力を付けていきたいです。うまく言えないんですけど…。

――ありがとうございます。早川さんの抱える悔しさやそれをバネに進もうとする強さ、今の自分をきちんと見つめている姿勢がとても伝わってきました。最後に、余談ながらもう一つ。早川さんにとって、人生で“一番悔しかった”瞬間は?

早川:ん〜、難しい…。私、幼い頃にバレエを習っていたんです。でも、その発表会で大きくコケてしまって。すっごい泣いたし、それがいまだに覚えているほど悔しかった出来事です(笑)。

■“舞台仲間”筒井あやめ&清宮レイへ


 早川と同じく、乃木坂46の4期生である筒井あやめも6月4日から舞台『目頭を押さえた』に、清宮レイも6月17日から舞台『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』に出演する。同時期に、グループを離れて演技の世界へ挑む仲間に向けてメッセージをもらった。

★早川聖来→筒井あやめ
私の方が先に舞台を経験していたから、あやめんはいつも相談しに来てくれます。頼ってもらえるのはすごくうれしい。頑張っている姿には元気をもらっています。逆に、あやめんは前から選抜メンバーに選ばれていたりして、私にとって“先輩”の部分もいっぱいあるから、お互いに頼りながら、一緒に頑張れたらなと思います。

★早川聖来→清宮レイ
レイちゃんからずっと「お芝居がしたい」と聞いていたので、舞台が決まったと知ってすごくうれしかったです。もしかしたら「自分と違う人を演じなきゃ」と焦りがあるかもしれないけど、そのままですてきだから大丈夫。コミカルな作品では、元気な性格や天真らんまんさも生かせるはずだから。自分らしさも残しつつ、レイちゃんにしかできない役を楽しんでもらいたいです!

(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:ヨシダヤスシ)

 舞台『スマホを落としただけなのに』は6月9日〜14日に東京・日本青年館ホールで上演。(6月4日〜6日に大阪・松下IMPホールで予定されていた公演は中止となりました)

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